2014/05/22


今日は久しぶりに全力を使い果たした。

"tired"というより"exhausted"。立ち上がるのも喋るのも面倒なほど、くたくたに疲れた。

今年第一回目の草刈り作業の余勢で、今期二カ所目となるドクダミ殲滅作戦を敢行したのである。正確にはまだ一カ所目も完全には終わってないのだが、あっちはとりあえず一段落として、表庭で最後に残されていた飛び石周りのドクダミをやっつけることにしたのだ。

飛び石をどかしてみたら案の定びっしりと地下茎が這っていた。どうしてこういう生え方をするかね。ともかく、いつものように徹底的にやることにした。

本来ならばこの手の作業は行く末に達成感が待ち構えているのを知っているから、多少苦しく辛くともいったん始めてしまえばそれなりに楽しめるものなのだが、このドクダミ掘りだけはダメだ。とにかくドクダミが大大大大大嫌いだから楽しくもなんともない。

飛び石ったって軽くはないのである。一個40kg以上あると思う。いやもっとあるな。ひとりで持ち上げるのはほとんど無理な重さだ。これを四つ掘り起こして裏返し、地面を深く耕しながらドクダミを根こそぎ撤去する。何もない場所だってつらいのに今日はとくにしんどかった。ここを最後に残したのは他よりもたいへんだからだ。

大量のドクダミをすべて取り終えてから飛び石を元に戻すのも極めて面倒だった。正直、泣きそうになった。

でも、終わった。終えた。きれいになった。すっきりした。
やって良かったと思えるのは「終わった」からだ。それに尽きる。

ところで、一番目と三番目の飛び石の裏には小さな蟻が隙間なくびっしりついていて仰天した。あんなに多くの生き物をいちどに目にすることは滅多にない。今後もないのではないか。彼らは飛び石の下の地面に巨大な地下帝国を築いていたのだ。思わず作業を中断し、座り込んで観察してしまった。予告なく突然訪れた天変地異に慌てふためきつつも、一匹一匹が着実に役割をこなしている様子には心を動かされた。その後全てを掘り起こしてしまったけれどもね。そういえばあっという間にいなくなったけど、あの何万匹の蟻は、その後どこに移動したのだろうか。

明日は定植から四週間後の菜園の様子を記録しようと思ってる。

▼アルバムはバジルの第一回間引きとドクダミ殲滅作業。




*アルバムの名称をkitchen garden yymmddからkg yymmddに変更したらURLが変わったので過去のリンクを貼り替えた。