2013/05/14

 
パッと見、一輪だけチューリップが咲いているのかと思った。
午前中、病院に向かう道すがら自転車で通りかかり、見たことのない花だったので気になったのだ。
どうしようかと思ったが、下り坂でスピードも出ていたし、予約の時間も迫っていたのでそのまま通り過ぎた。
そして午後、隣町で買い物を済ませて帰る途中、何キロも離れた別の場所で同じ花を見た。
また、ぽつんと一輪咲いていた。
チューリップではないとわかったが、冷凍食品も買っていたのでそのまま通り過ぎた。
帰宅後、webにある情報をざっと見てほぼ確信し、午前中に通った場所をもう一度見に行くことにした。

今度はよく見た。
間違いない。
それはケシだった。
イケナイ種類の。

学名: Papaver setigerum
和名:ア ツ ミ ゲ シ

この手のケシが野生化して自生しているというのは聞いたことがあるけど、こんなところで目にするとは思ってもみなかった。道ばたのなんでもない空き地で雑草に混ざっているし、花に興味がなければ見過ごすところだ。見回してみたら少し離れた場所にもう一株、計二株あった。


あまり関わりたくないけれど、見つけてしまったものは仕方ない。
とりあえず明日、市役所に連絡しようと思う。

2013/05/04


GW後半、笠間に行った。稲荷神社のフジと陶炎祭(ひまつり)だ。
去年はフジの盛りを過ぎていて寂しかったけど今年はばっちり満開。フジの花の香りが境内に漂っていていい感じだ。神社にふさわしい香りだと思う。

そして陶炎祭。ちょっと驚いた。
初めて陶炎祭に行ったのは、なんともう20年以上前なわけだが(そのことにも驚いた)、場所も変わり規模も格段に大きくなっていた。陶芸美術館や公園ができたことは去年の春に知ったけれど、あそこでやるようになったのは知らなかった。ニュースで見ていたとはいえ、ほんとに大勢の人が来ていたし、駐車場はどこも満車で待ちの列ができていた。

ぼくはイオン前の広場の臨時駐車場(無料&がらがら)から自転車にしたので、まずは笠間稲荷でお参り。それから「やきもの通り」の陶器店を片っ端から覗いて回った。こういうときフォールディングバイクはほんとに便利なんだとあらためて実感した。

陶炎祭の前にデイジーで教えてもらった「きらら館」も見たけど目当てのカップはなく、その代わりに陶炎祭会場に出展していた「風の窯」でとても良いのを見つけた。ソーサーはついてなかったので、同じ台にあったなんとなく似た感じの皿を合わせて買い、ほくほくして帰ってきた。カップ、ソーサー各千円。ソーサーはあとで見たら高台のある結構ちゃんとした小皿だった。

ちょうどジロが始まったので、夜中に新しいカップ&ソーサーでコーヒーをがぶがぶ飲んだ。とてもうまかった。何かを果たせた気がした。

そう、大切なのはこういうことなんだ。