2013/04/29


GW前半、水戸市植物公園に行った。
なんというか、おとなしい植物公園だった。母はオステオスペルマムがたくさんあるとテレビつまりNHKでみたらしいが、どこにもなかった。違う植物園か、例によって遅すぎるニュースではないかと思う。

他にこれといった見物があったわけではないので、ただぶらぶらしてきた。
説明員的な人がいればカントウタンポポについて話を伺いたいと思っていたが、それらしき人もいなかった。温室のネペンテスのコーナーでしばらく足を止めたぐらいか。
芝生の広場がとっても気持ち良さそうだったけど、誰もいなかった。昼時だったので喫茶店は混んでいたけれども。

まあ、こんなもんなのかな。
でもGWでこの程度の入りならいっそのこと入場無料にして飲食と花屋の収入でやっていくというのはどうか、などと思った。

2013/04/26


昼間UFOを見た。

・・・。

現代の研究者たちはUFOではなく「UAO=未確認空中現象」と呼んでいるそうだが、呼び方はともかく得体の知れない飛行物体。前に見たのが忘れもしないサッカー部の合宿の夜だから、かれこれ三十余年ぶり。

今日のは白く光る物体だった。光ると言っても発光しているのではない。白い琺瑯のボウルを伏せた感じ。形も色もだ。てんとう虫のような、とそのときは思った。少しこちらに傾いており、手前の縁に筋が見え、伏せたボウルの下に少しふくらみがあってそこは陰になっていた。

それが、見えたと思ったら、ビュッ!という速さで真横に短く飛び、雲の中に消えた。視界に捉えた瞬間は飛行機の機体の反射かと思ったものが、形を捉えた途端にビュッと動いて雲に吸い込まれたので「え?」と思ったのだ。

合宿の夜に見たアレじゃなくて、小学校六年の運動会の日に見たアレだ。アレは雲から出たり入ったりした。上に、左横に、素早く、直線的に。それを今でも昨日のことのように覚えているから、もしかしたら今日も……としばらく注視していたけれど、そんなことはなかった。

ただのヘリウム風船(か何か)かもしれない。でも、そうではない気もする。
なぜならそれは雲の合間に消えたのだが、果たしてそれほどの高空にある風船(か何か)が、ぼくの目に質感や輪郭までくっきりと見えるだろうか。いつも見ている飛行機の大きさから考えても、気球か飛行船ぐらいの大きさがないと見えないのではないか。もし風船(か何か)がぼくの肉眼で見えるほど大きかったとしても、雲は右から左にゆっくり流れているのに、その雲の中を急激な速さで左から右に飛ぶということがあるだろうか、と思うからだ。

いい歳こいて何をと思う。だがそれでいい。
かの井上円了師は、不思議なことを不思議がる人の心のはたらきこそが不思議でおもしろいとおっしゃっていたそうだが、まさしくその通りだ。

今日のことは、帰り道にみたヤコブの梯子とあわせて、永く記憶しておきたい。

2013/04/17

2013/04/15

 
4月12日、大子町の「外大野のしだれ桜」を見に行った。
ニュースワイドいばらきでは4/10時点で満開の見頃と伝えていたがやや盛りを過ぎていたようだ。だいたいにおいて茨城のNHKは遅きに失する話題ばかりで役に立たないことが多い。あれはどうにかならんのか。

茶店のおばさんの言うことには、ここでもやはり開花が早く4月1日には咲き始めてしまい今年は花の色も薄いのだと。開花時期と色、何か関係があるんだろうな。
ともかく三百年以上も花を咲かせているというのはもうなんというか生き物として尊敬に値する。

この桜、水戸の御老公がお手植えになった際に「他所に移されても根付くな」と云ったそうだけど、それは誰か人のことを喩えているのであろうななどと考えつつ、物言いとしては梅に向かって「主なしとて春な忘れそ」と詠んだ菅原道真の情が勝っていると思った。

ま、そんな物語に関係なくこれからも永く咲き続けるであろうことを願っている。


2013/04/11


昨日、一匹の亀が道で轢かれていた。
大量に流れた血を見て、死んでいると思った。
自転車を脇に置き、 前に回ってみたら、
一生懸命に首を伸ばして起き上がろうとしていた。
足がわずかに空を掻いた。
助け起こしたら、 歩こうとした。
でも歩けない。力がない。
そっと手に取って、河原に連れて行った。
草の上に置いたら、落ち着いたようにおとなしくなった。
足をいっぽんいっぽん縮めた。
ぼくは、激しく割れた亀の甲羅を、できるだけ元に戻した。
もうあまり反応がなかった。
そして、まったく動かなくなった。

生/死

与えられた生をただ生きて全うする。
それができないのは不幸だ。
その不幸を招いたのは人間だから、ただひたすらに謝った。
殺すだけで何もしてやれなくてごめん。

自転車に戻ると、生々しい血痕がそこで起きたことを記していた。
それだけでは足りないと感じたので、
ぼくはこれを書いて残すことにした。


ごめんな。

2013/04/05



今年の初ヘビを動画に撮った。

辰ノ口の桜に行きがてら、去年見た祠の桜を見に寄ろうと脇道に入ったら行き止まりで、畦道を自転車押しながら歩いていたら、細い用水をまたぐ橋の下にそのシマヘビがいた。

ほとんど動かないので橋の下に右手を突っ込んでノーファインダーで撮ってみたら、いきなり左手めがけて飛びついてきたので、かなりビックリした。iPhone持って目の前に差し出してる右手ならわかるけど、わざわざ隙間から左手を狙ってくるなんてすごいなと思った。

ちなみに去年初めてヘビを見たのは3/19だった。久慈川を河口に向かって走った日だ。
小春日和続きに勘違いをして早く出過ぎ、エサもなく息絶えたか、などと想像したんだ。

今日のシマヘビはたぶん正しい時節に出てきたのだと思う。
もうカエル鳴いてるし、鳥の巣作りも始まってるみたいだし。

ちなみに、今年が巳年ということは、IGでコメントもらうまで忘れていた。
がんばれヘビの仲間たち。





















spring flowers