2012/10/29



Milvus migrans (Tobi)
Tatsunokuchi, Hitachi-Omiya, Ibaraki, JAPAN

翼の模様がきれいなのでよく見えるようにした。



空は鳥のものだ。

目がそう語っている。

2012/10/19



光は、光のままでは目に見えない。

何かを照らすことで輝き、そこに光があることを知らせるのだ。

想いが言葉になることで、姿を現すのと似ているかもしれない。

2012/10/15



「ボ」のお陰で「ボ」を逃れた。

なぎさ公園にて。

2012/10/12



二度目の釣り。

これで帰ると決めた最後の一投を健気に引いたイサキのベイビー。
どうしたことか今の今までなんという魚だか思いつかなかった。

イサキだよイサキ。
どう見てもイサキ。

この日も他にボラ一尾。

2012/10/10



釣りに行った。

前回がいつだったか思い出せないほど久しぶりに。
最後はたしか横浜の海釣り公園ではないかと思うのだが、その記憶もあやふやだ。もう四年ぐらい経つ気がする。

まだアジをやってる人がいると釣具屋で聞いて港を覗いたら、横風の魚市場前で三、四人の老人がウキ釣りをしていた。エサは何か聞かなかったが、たしかにアジを狙っているのだと言っていた。
他の数人は皆、風を背中に受ける恰好でさびきやらチョイ投げやら。釣れている気配はどこにもない。

「今はちょうど魚の変わり目でダメだ」

自転車で来ていたおじさんが言った。

「朝方は釣れてたようだぞ」
「昨日は良かった」
「先週来ればなあ」
「先月まではすごかった」
「去年は良かったんだがな」

これまでに何度聞いただろう。
釣れない日の釣り師の話はどこでも同じだ。
釣り場に戻って来た、と感じた。

地震で崩れたままの岸壁から竿を出し、ちょうど二時間でイワシが二尾とボラが一尾。

今日はこれでいい。また来よう。
そう決めて、ボラを放し、小さなイワシをクーラーにしまって、竿を畳んだ。

2012/10/04



川の夕暮れ。

日没を追って自転車を走らせ、辿り着いた橋の上でしばし眺めた。

頭上では鷺の一団が何度も旋回し、やがて東の方に飛んで行った。

2012/10/01



おはよう。




昔ある詩人が言った。

「ねこに未来はない」

ふむ。

今だけを生きている。今が眠ければ眠るだけだ。未来なんて関係ない。

そういう寝方をするネコが好きだ。