2014/09/10


9/8(月)の十五夜、第5埠頭にて。
晴れれば中秋の名月のはずだったが、沖を台風14号がゆっくりと北上している最中で、生憎の荒れ模様。釣りのほうも厳しかった。

夜9時半に出発、大洗の餌屋まで行って戻って10時半にまずは久慈漁港。昼間初めて下見した外側堤防の赤灯台まで行ってみた。先行者がいたので灯台につながる一段低くなったところに釣り座を構えた。ぶっ込み2本を投げ終えたのが11時半頃だったかな。

初めての場所で底の様子もわからなかったけど、とりあえずサビキも出してぼちぼちと釣ってみた。堤防に上がるとき、テトラが切れてるところで投げサビキをしていた人に聞いたらアジが釣れてますよとのことなので、ちょっと期待してた。昼間見にきたときもそこでアジが釣れていた。

が、何も来ない。

風は追い風だが強風だ。波も立っている。よろしくない。
1時間経っても気配がないので先行者が帰った周囲も探り歩いてみた。
そして気がついた。
堤防周りは底が非常に浅いのだ。盲点だった。沖堤の内側とはいえ一部は外海に面しているわけだし、すぐ目の前を船が通るわけだから、どん深を想像していたのだ。それがぜんぜん違った。下見にきたときも満潮だったし気がつかなかった。

数分悩んで、移動を決めた。荷運びが面倒だけど、ここにいるよりマシだ。
竿3本を仕掛けつきのまま仕舞って放り込み、1時前に漁港を後にした。
行き先は第5埠頭。この時間、他に2人しかいなかった。
強い向かい風だったが贅沢言ってられる状況じゃないのでさっさと竿を出した。

しかし、何も来ない。

巻き替えたばかりのPEで底の様子がよくわかるのがおもしろくて退屈はしなかったけど、なんせ釣れない。とうとう4本目に投げサビキも出すことにした。こないだ改造したロケットカゴの出番だ。リールもラインも電気浮子もすべておニューである。ほんとはこんな日に使いたくなかったんだが。

で、どうだったかというと、これがまた非常に芳しくなかった。
3投目か4投目に「ぶちっ」と嫌な感触があって、自由を得た浮子から下のすべてが闇の彼方に飛んでいってしまった。もしや竿先に絡んで切れたかと点検したら、トップガイドも抜けていた。ショックである。遠くの波間にぽつんと光るおニューの電気浮子を取り戻したかったけれども、風で遠ざかってゆくばかり。あーあ。

痛手は大きいけれども仕方ない。もうすぐ朝マズメ、くよくよしてる暇はないので気を取り直して残った3本に集中することにした。

アナゴポイントに入れておいたぶっ込みに反応があったのは3時過ぎだったか。
ちびアナゴが来た。ようやくである。小さいけれども本命である。うれしかった。
リリースできればと思ったが、フックを奥まで飲み込んでいたので、ありがたくキープした。

そして朝マズメ。ようやくサビキにアジがきた。続けて2尾きた。少しあけて3尾目がきた。次が最後だった。結局アジ4尾のみで納竿。

じつは朝マズメ直前に浮子止めがゆるいことに気がついた。しばらく釣っていると浮子が寝るからおかしいなと思いよくよく見たら、ほとんど効いてなかった。タナがわからないので上げたり下げたりを繰り返したせいもあるだろう。明るくなりはじめたところだったので慌てて先を切って浮子止めをつけかえたんだが、貴重な時間をロスした感は否めない。

昼間は下見と称して半日歩き回ってアジングしてたし(サッパが釣れた)、前夜からのオールに加え、強風と肌寒さで体力と判断力が低下していた。そこに精神的な打撃が加わり、帰宅したらへとへとだった。

そんなハードな一夜ではあったけれども、とにかく釣りがしたかった思いはかなえられたし、とりあえずのおかずは確保できたので満足だ。


というわけで晩ご飯は小アジフライとちびアナゴの天ぷら。
小アジばかり釣っているおかげで、小魚を捌くのはだいぶ上手になった。
次回はもっと大きな魚を捌きたい。

おっと、大事な特筆事項を忘れていた。虫餌用のまぶし粉【ホタテっ粉】の威力はんぱない。声を大にして言いたい。なんで今まで使わなかったんだろう。イソメを使う以上、これだけはもう絶対に手放せない。マジで便利だ。ほんとにすげえよ。

ーーー

一夜明けて今日、病院の待ち時間に水戸キャスまでいってトップガイドとPE力糸を買ってきた。
ガイドはバラ売りしてないのでFUJIの『穂先救急隊』なるホットグルーつき異サイズ3個入りのリペアキットにした。450円。力糸はゴーセンの2〜6号テーパータイプで2本入り1800円。これでもいちばん安いやつだ。ぶっ込みを投げている最中に人差し指が切れそうになり力糸の必要性を痛感したのだ。さっそくセットしておいた。

さて、次はいつだ。

▼アルバムは久慈漁港外側堤防の様子。

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