2015/01/20

新しいお友だち。
まさかのヒメダカだ。

もともとこのアクアリウムは「居間にかわいらしい熱帯魚と水草でも……」という話から始まったのだけれど、実際に水槽を設置してからあらためて「メダカがいいねえ」ということになった。

正直、ありがたかった。
今回は家族のためにやることだから、日淡は諦めていたんだ。
そこにメダカときたもんだ。心の中でガッツポーズが出た。

こうなったら早い方がいいと、さっそく今日、買いに行った。

一昨年、庭に睡蓮鉢を置いたときは、ボウフラ対策で地元のクロメダカを入れたいと思っていた。ところが玉網を手に近隣のどこを探してもメダカが見つからない。こんな田舎なんだからそこらで簡単に見つかるだろうと思ったのが大きな間違いだった。

しかも近年はクロメダカの研究が進んで、15年前とは比べ物にならないほど分類が細かくなり、生息地保護の意識も高まっている。だからだろう、ショップの店頭にもクロメダカがいない。値札が残っている水槽もあったが、中には何もいなかった。

何軒も見て回り、ある店で聞いてみたら「そうなんです。問屋さんから入ってこないんです」と言っていた。意外だったが、これはとても良いことだ。「クロメダカならどこの池や川に放しても良い」が間違いだとわかれば、あえて飼う人もいなくなるだろう。むしろそうなってよかったと思った。

なので、睡蓮鉢には用水路で獲ったタモロコとドジョウに入ってもらった。

しかし今回は最初からヒメダカと決めていた。
家族も「赤いのがいい」と言うし、完全なる観賞魚として飼いきるのだから、ヒメダカこそが正しい選択なのだ。

ヒメダカならどこでも売っているけれど、できるだけ体格が良く元気なのが欲しかったから、何軒か見比べるつもりで、まず最初に熱帯魚専門店に行ったら、ぴんぴんしたのがいたので即決した。

1匹30円、10匹で200円だった。税込みで。

エサメダカは「オス・メスのご要望には応じません」が普通だから、ざっと掬ってもらったところで「まあ10匹もいれば、たぶんオスメス入ってますよね…」と何気なくつぶやいたら、わざわざ1匹ずつ雌雄見分けて掬い直してくれた。なんだか申し訳なかったけど、とてもうれしかった。

というわけで、いよいよ目に見えて動く生き物が入ったアクアリウム。
昼間の水温は16℃、夜間は13℃前後。pH7.0〜7.5で安定している。
白濁も徐々にとれてきた。あと数日で消えるだろう。

我が家にやってきたヒメダカたちには、この新しい環境で元気に殖えてもらいたいと思ってる。






・・・古い水槽もきれいに磨いてあるから、どんどん産卵しておくれ。

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